こんにちは!ジロウです。
2022年6月9日、Googleは
『2022 年 5 月のコアアップデートのロールアウトが完了しました。
』
と発表しました。
引用元はこちらのページです。
「ブログアフィリエイト」や「アドセンスブログ」など、ブログを収益化されている方はご存知かと思いますが、要するにこれは、
「検索エンジンのアルゴリズムを大幅に変更したよ」
というアナウンスです。
今回のコアアップデートは、これまで以上に従来のブログマネタイズ手法に影響を与えそうなので、その辺りのことを書いてみようと思います。
コアアップデートVSブロガー

コアアップデートは、これまでにも度々行われているものですが、その都度、検索結果の順位が変動するなど、多くのWEBマスター(ブロガー等のサイト運営者)を一喜一憂させてきました。
どういうことか?と言うと・・・
ブログでマネタイズする場合には、特定のキーワードで検索順位の上位をキープするほど優位性を保つことができます。
例えば、
「ダイエット メニュー」
というキーワードで検索したときに、自分が書いた記事が最初のページの上の方に表示されるほどクリック率が上がる、ということなんです。
この上位表示を達成するために、ブロガーはあの手この手とばかりに工夫を凝らすことになるんですが、このことを「SEO(エス・イー・オー|検索エンジン最適化)」と呼びます。
例えば、SEOのテクニックには次のようなものがあります。
- 検索キーワードを徹底的な分析によって選び出す
- Googleによる評価基準を研究して実践と改善を繰り返す
- アンテナサイトやブックマークサイトを使って被リンクを貼る
- SNSから自分の記事へのアクセス誘導を図る
- Googleの評価が高い中古ドメインを使って恩恵を受ける
- 検索にヒットしそうなキーワードを記事タイトルや本文中に詰め込む
- 新しい話題についていち早く記事にする
etc…
これらのテクニックには「ホワイトハットSEO」と呼ばれる堅実なものもあれば、「ブラックハットSEO」と呼ばれるズル賢いものもあります。
ブラックハットSEOには、例えば、自作自演の被リンクを大量に仕込んで人気の高いページのように見せかける、なんて姑息な手法が挙げられます。
要は、Google検索エンジンのアルゴリズムのスキを盗んだテクニックなんです。
しかし、こうした姑息な手法は、度重なるアップデートによって徐々に淘汰され、通用しなくなります。
片や、ホワイトハットSEOというのは、検索ユーザーに有益な情報を届け、ユーザーの検索コスト削減に努めることで堅実にGoogleの評価を上げていくという、言わば正攻法です。
Googleは、検索ユーザーが求める情報をいち早く届け、利便性を向上させることを最重要視していますから、まさしくその理念に適った手法だと言えるでしょう。
2022年5月のコアアップデートによる影響

さて、毎回WEBマスターを一喜一憂させるコアアップデートですが、2022年5月のそれはどのような影響を及ぼすのか・・・?
それは、ドメインとコンテンツの関係性を見直す必要を迫るものだと考えられます。
これまでは、中古ドメインのパワーを借りることで、ブログ開設間もない内からGoogleから高い評価を得られ、検索上位に表示されることも可能でした。
その点、今回のコアアップデートによって、コンテンツの品質自体をより重要視して評価する方向へシフトしたものと見られています。
もっと言えば、今後の検索エンジンAIは、借り物のドメインパワーには惑わされず、投稿された記事の品質こそを率直に評価する可能性が高いということです。
事実、中古ドメインを当てにして開設されたブログの記事の多くが検索順位を落としていると聞いています。
中古ドメイン信者の方々は、様々なツールを使って中古ドメインの使用履歴や被リンク数を調べ、それなりの金額を支払って利用してきました。
上質の中古ドメインを見極めるノウハウまで売られていたほどです。
でも、考えてみれば、我々一ブロガーに調べられることが、GoogleのAIに調べられないはずはありません。
いやむしろ一瞬で中古ドメインであることは見抜かれるだろうし、それを使ったブログの評価を降り出しに戻すことなど造作もないはずです。
要するに、中古ドメインを使ったSEO手法は、Googleが望むものではなかった、ということなんでしょう。
従って、今後は、安易に中古ドメインを利用するだけの行為や、サブドメインを貸し出す行為は、通用しなくなる可能性が高いです。
特に中古ドメインの元の属性と関係性の薄いジャンルのブログなどは言うに及ばず、むしろ低品質なWEBサイトと認識されることになるやも知れませんね。
今後のWEBコンテンツの在り方

さて、今後のWEBコンテンツの在り方、SEOの在り方とは、どのようなものなのか・・・?
まず、Googleが検索エンジンを牛耳っている以上、その方針に従うべきなのは仕方がないところです。
つまり、Googleが目指す検索エンジンの方向性を理解した上で、その意向に沿うようにコンテンツを作り上げれば良いということです。
ではGoogleが目指す方向性とはどんなものか?と言うと、それは『Google が掲げる10の事実 』のページに凝縮されていて、ブレることはありません。
とは言え、読んでもちょっと分かりづらいので簡単に言ってしまうと、
『Googleは検索エンジンユーザーの利便性をとことん追求している』
ということです。
具体的には、例えば次のようなことです。
- ユーザーがどんな情報を求めているのかを正しく理解すること
- ユーザーが欲しい情報をいち早く見つけられること
- それらの妨げになる事柄は排除すること
単刀直入に言うと、ユーザーが検索を繰り返す労力を少なくしたい(「検索コスト」を減らしたい)ということなんです。
すると、誤情報はもちろん、重複情報や古い情報といった、検索ユーザーを惑わす情報を載せた記事は、評価されない傾向がこれまで以上に強まるはずです。
なので、WEBマスターは、ユーザーに価値を提供するために、
- 新しい情報
- 正しい情報
- オリジナル性の高い情報
を、丁寧かつ率直に分かりやすく届けることを常に心掛ける必要があります。
具体的には、文法は「結論→理由→具体例→あらためて結論」という流れの『PREP法』を用いるとか、過去の記事内容は定期的に精査して最新情報を追記するなどのメンテナンスを施すべきでしょう。
本気で取り組むか?お小遣い稼ぎレベルで取り組むか?

僕も含め、多くの人は、ネットビジネスに参入するとなると最初からいきなりテクニックを求めがちです。
たぶん、「早く稼ぎたい!」という気持ちが先に立つからだと思いますが、
「最短で初月から10万円の実績!」
といった謳い文句に誘われる人が多いのも要因の1つでしょう。
いや、それら謳い文句の全てが嘘だとは言いません。状況にもよりますが、そうした即効性があるノウハウは確かにありますから。
でも、考えてみれば、そうした即効性を持てる理由は、収益化の仕組みのほぼ全てを既存のプラットフォームに頼っているからなんです。
Googleアドセンスだって、アフィリエイトだって、せどり転売だってそうです。
どれも既存の仕組みがあるからこそ、すぐに実践に取り組めるし、人によっては初月から稼げるわけです。
素晴らしいですよね。
既存のプラットフォームが利用できるお陰で、究極の時短で成果にこぎ着けられるので、初心者の方には願ったり叶ったりです。
ただし、所詮は他人様が作った仕組み・・・。
ルール変更や方針転換があれば、収益は乱高下し、ユーザーは対応に追われます。
それどころか、突然サービスが終了して収益がゼロになっても不思議はありません。
そう、不安定要素が多すぎるんです。
自分の意思に関係なく、苦労や努力が無駄になる可能性があるってことです。
例えば、ブログにGoogleアドセンス広告を貼って収益化している場合、先述のコアアップデートのような変動に影響を受けて対策に追われるケースが多いという実情があります。
ブログアフィリエイトの場合、稼ぎ頭の商品サービスが広告主の都合でアフィリエイトから撤退すれば、その分の収益はゼロになります。
お小遣い稼ぎやゲーム感覚で取り組むなら、こんな状況でもまだ割り切れるかも知れません。
でも、本気でネットビジネスに取り組んで、いずれは脱サラして起業したいなんて思っている人からすれば、こんなのとてもビジネスとは呼べないと思うんです。
何を隠そう、この僕も元々はブロガーとして稼いでいましたが、こうした実情に気づくに至り、限界を感じてしまったという過去があります。
今、実践するべきインターネットビジネスとは?

ここからは、あくまでも僕個人の意見なんですが・・・
本気でインターネットビジネスに取り組もうと思うなら、
- 商品サービス
- 「集客 ⇒ 教育(信頼関係の構築)⇒ 販売 ⇒ サポート」という仕組み
この2点を、“いずれは”自分自身で作るべきだと考えています。
そのためには、WEBマーケティングを学ぶ必要がありますが、いきなり全てを頭に詰め込まなくても大丈夫です。
実践しながら徐々に必要なスキルを身につける方法だってあるんです。
例えば、アフィリエイトなら、まだ自分の商品サービスを用意できなくても、マーケティングの実践練習ができます。
他人の商品であれ自分の商品であれ、ピーアールすることに変わりはありません。
「集客 ⇒ 教育(信頼関係の構築)⇒ 販売(成約)」
という流れだって一緒です。
なので、まずはアフィリエイトで実践の感覚を養い、いずれは自作のオリジナル商品を販売するようにしたいですね。
中でも、真に目指すべきジャンルは、コンテンツ販売というビジネスだと思っています。
まずは「Brain」や「note」という既存のプラットフォームを利用して小さな実績を上げながら、コンテンツ作成や「売る」ということに慣れていくと良いでしょう。
「Brain」なら、他人のコンテンツをアフィリエイトすることもできるので、やってみれば良い経験になるはずです。
ただし、そこで満足してはいけなくて、その先は必ず「独自の商品」を「独自の仕組み」で販売するところに辿り着きたいわけです。
そして最終的には、会員制サイト(購入者限定サイト)のような形式で高額商品をコンスタントに販売できるようになれば、かなり経済的自立に近づけるんじゃないでしょうか。
というわけで、既存のプラットフォームは、あくまでも成果を出すまでの時短と、最初の成功体験のために活用する一ステップだと考えるべきかなって思います。
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