「本質」とは?ビジネス界隈でやたらと耳にする謎の言葉の真意

こんにちは!ジロウです。

インターネットビジネス界隈に属する人の多くが、ちょくちょく口にする「本質」という言葉・・・。

この記事をお読み下さっている方なら、間違いなく頻繁に耳にしていることと思います。(いや、使ってるかな~)

僕は、実はこれまであまり深く考えずに口にしていたんですが、他人のメルマガやSNSなどで頻繁に目にするうちに、ちょっと違和感を覚えるようになりました。

そこで、あらためて・・・

「本質」って、何ですか?

目次

「本質」が意味すること

ネットで「本質 とは」と検索すると、例えば次のような説明が見つかります。

1. 物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「―に迫る」「―を見きわめる」

2. 哲学で、存在するものの基底・本性をなすもの。

ア)偶有性に対立し、事物に内属する不変の性質。

イ)実存に対立し、そのもののなんであるかを規定し、その本性を構成するもの。

3. 論理学で、思惟の対象を定義する諸限定。類・種のごとき普遍をさす。→実体 →属性 →本体

weblio辞書

こうしてあらためて考えてみると、「本質」という言葉の意味は何となく分かるけど、本質を見抜く洞察力を会得している人って、いったいどれくらい居るんでしょうね?

少なくとも、僕にはまだ無理です。

なぜなら、「本質」って、考えれば考えるほど難しい概念だって気づいたからです。

そもそも、物事の本質が簡単に特定できるくらいなら、哲学なんて学問は生まれなかったんじゃないかと思います。

実は、「これが本質」っていう絶対的な正解は無くて、人それぞれ解釈は異なるものなのかも知れません。

僕が思うに、大切なのは「本質を見極めようとする姿勢」なのであって、そこから気づきを得て幅広い物事に対する理解を深めることができるようになるんじゃないかと・・・。

Appleの創業者の一人でCEOだったスティーブ・ジョブズ氏が、こんな言葉を残しています。

私は持っているテクノロジーをすべて引き替えにしても、ソクラテスとの午後のひとときを選ぶね。

成功者の多くには哲学的な思考が備わっているものだと聞いたことがありますが、これもそんな一面を表す言葉なのかも知れませんね。

つまりは、物事の本質・真理を探究する姿勢にこそ、価値があるんじゃないかと思うんです。

そして、納得できる答えが見つかれば幸いだし、更にそれを凌駕する答えに気づいたり出会えたりしたら、それもまた良いことだと思うんです。

本質を見極めようとする思考法とは?

ならば、本質を見極める思考をするには、具体的にどうすれば良いのか?

これは、物事や出来事に対して、常に「なぜ?」を繰り返すことです。

  • そうするのはなぜ?
  • ここにあるのはなぜ?
  • こんな気持になるのはなぜ?
  • これを買ったのはなぜ?
  • これを食べたかったのはなぜ?

etc…

「『抽象度を上げる』とは?得られるメリットや身につける方法は?」でも触れましたが、ビジネスにおいては物事を俯瞰して見る能力が求められます。

この能力は、タスクの目的、原因、理由、前提といった背景まで考えて最適な解決策を導き出すもので、「メタ思考」なんて呼ばれます。

メタ思考のコツは、常に「Why(なぜ)」と考えることだと言われているんですね。

実は、5W1Hの中でも、この「Why(なぜ)」こそが、物事の本質を探れる唯一の言葉です。

「Why(なぜ)」を繰り返して物事を突き詰めて探究しようとする思考は、哲学的な思考にも共通します。

哲学的な思考ができる人は、知性がしなやかで応用力が高く、自力で壁を乗り越えられるそうです。

哲学的思考とは、「抽象的なことを具体化する思考」と、それとは逆に「具体的なことを抽象化する思考」とを両立することで身につくと言われます。

多くの成功者がビジネスを語るとき、往々にして抽象度の高い表現をしますが、その理由がこの辺りにあるみたいです。

あまりに具体的な話ばかりすると、ピンポイントでしか通用しなくなってしまいます。

でもちょっと抽象的にぼかすことで、相手は無意識に本質を理解しようと思考するため、応用範囲が広げられるんです。

つまり、ノウハウを思考停止状態でただ実践するのではなく、「どうしてこうするのか?」って常に理由を考えながら取り組むことが、本質を探究する姿勢に繋がるんですね。

ちなみに、僕が好きな本質論の1つに下記のようなものがあります。

「お金を稼ぐ」という行為の本質は「信用を集める」ということである。

「本質とは何か?」を語る上で、イメージしやすい一例じゃないかなって思います。

以上、お目汚し、失礼致しました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント|この記事のご感想をお待ちしております♪

コメントする

目次