にじジャーニー(niji・journey)でキャラ固定!同一キャラで表情やポーズを変える方法

こんにちは、あるいは こんばんは。ジロウです。

このページでは、にじジャーニー(niji・journey)の機能を用いたイラストのキャラを固定する方法をお伝えします。

 

例えば、AIイラストを使って漫画や絵本を描く場合、同一人物の顔や特徴に一貫性を持たせることが出来なければ世間に通用しませんよね。

ところが従来の画像生成AIでは、この辺がとても大きな壁であり、多くのクリエイターがもどかしい思いをしていたはずです。

 

それが嬉しいことに、近ごろのアップデート等に伴って、かなり改良が進んでいるんです。

まだまだ完全とまでは行かないんですが、今後の進化には大いに期待できます。

 

そこで、最新(2024年6月現在)の にじジャーニーを使ったキャラ固定の方法を手順を追って解説して参ります。

目次

① お目当てのイラストを生成する

まずは、自分が描きたいイラストを生成します。

例として僕は、サングラスをかけた猫のちびキャラを生成してみました。

 

ちなみに、僕が使ったプロンプトは下記のようなものです。

anthropomorphic tabby cat, chibi character, normal build, standing, full body, wearing sunglasses, plain red t-shirt, jeans, white sneakers, white background, --no text --s 380 --niji 6

 

僕は、左上の絵が気に入ったので、[U1]*をクリックしてアップスケールします。

*)生成されたイラストは、①左上、②右上、③左下、④右下、の順に並んでいます。

 

すると、下図のように左上の1枚をアップスケールして切り出してくれます。

 

続いて、このイラストを右クリックします。

ドロップダウンメニューが出ますので、「リンクをコピー」をクリックします。

それを、メモ帳などに「Ctrl+V(Macの場合は「command + V」)」でペーストしておきましょう。

② パラメーター「--cref」と「--sref」を使う

キャラクターを固定するには、「--cref」「--sref」という2つのパラメーターを利用します。

利用すると言っても、プロンプトに書き加えるだけです。

では、具体的な使い方を順を追ってお伝えしましょう。

「--cref」の使い方

「cref」とは「Character Reference(キャラクターリファレンス)」の略です。

「リファレンス」には「参照する」という意味があります。

つまり、AIが元画像を参照することによって、同じようなキャラクターを生成するということなんです。

 

使い方は、プロンプトのお尻に半角スペースを空けて「--cref」と加えて、更に半角スペースを空けて、先ほどコピーした元画像のリンクを貼り付けます。

※)パラメーターを書き加える際には、いずれのパラメーターであっても必ず半角スペースを空けることをお忘れなく。

 

今回の例で言うと、ここまでのプロンプトは下記のようになります。

anthropomorphic tabby cat, chibi character, normal build, standing, full body, wearing sunglasses, plain red t-shirt, jeans, white sneakers, white background, --no text --s 380 --cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1150592578052427776/1252491769401315399/jiro_favorite_anthropomorphic_tabby_cat_chibi_character_normal__1657edd5-6630-4292-a4b5-d879df98b52e.png?ex=6672695b&is=667117db&hm=dd6a6f973a8d253ebab3f0be958dc9f2d6e3d840580fd865654730feeecccdf7&

 

で、実は「--cref」パラメーターは、「--cw(キャラクターウェイト)」というパラメーターを併用することで効き目を制御(コントロール)することができます。

効き目は数値でコントロールするのですが、デフォルトでは「--cw 100」に設定されており、元のキャラクターをほぼ100%再現します。

 

これを「--cw 0」として上記のプロンプトのお尻に付け加えると、キャラクターの顔だけを再現する仕様になっています。

※)--cwと数値の間にも、必ず半角スペースを空けましょう。

 

ここまでのプロンプトをまとめると、下記のようになります。

anthropomorphic tabby cat, chibi character, normal build, standing, full body, wearing sunglasses, plain red t-shirt, jeans, white sneakers, white background, --no text --s 380 --cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1150592578052427776/1252491769401315399/jiro_favorite_anthropomorphic_tabby_cat_chibi_character_normal__1657edd5-6630-4292-a4b5-d879df98b52e.png?ex=6672695b&is=667117db&hm=dd6a6f973a8d253ebab3f0be958dc9f2d6e3d840580fd865654730feeecccdf7& --cw 0

「--sref」の使い方

「sref」とは「Style Reference(スタイルリファレンス)」の略です。

つまり、AIが元画像を参照することによって、同じようなスタイル(画風)のイラストを生成するということなんです。

これを先ほどの「--cref」と組み合わせて使うことで、より強固なキャラ固定を目指すことができるんです。

 

使い方は「--cref」と全く一緒で、プロンプトのお尻に書き加えるだけです。

その後に続いて、更に半角スペースを空け、同じ元画像のリンクを貼り付けます。

同じプロンプトに同じリンクが2つ書き加えられるわけですね。

 

例えば、今回の場合は下記のように長いプロンプトになります。

anthropomorphic tabby cat, chibi character, normal build, standing, full body, wearing sunglasses, plain red t-shirt, jeans, white sneakers, white background, --no text --s 380 --cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1150592578052427776/1252491769401315399/jiro_favorite_anthropomorphic_tabby_cat_chibi_character_normal__1657edd5-6630-4292-a4b5-d879df98b52e.png?ex=6672695b&is=667117db&hm=dd6a6f973a8d253ebab3f0be958dc9f2d6e3d840580fd865654730feeecccdf7& --cw 0 --sref https://cdn.discordapp.com/attachments/1150592578052427776/1252491769401315399/jiro_favorite_anthropomorphic_tabby_cat_chibi_character_normal__1657edd5-6630-4292-a4b5-d879df98b52e.png?ex=6672695b&is=667117db&hm=dd6a6f973a8d253ebab3f0be958dc9f2d6e3d840580fd865654730feeecccdf7&

③ 顔を変えずに違うポーズを生成する

それでは、アップスケールしたイラストを基に、違うポーズのイラストを生成してみましょう。

ここでは、猫のちびキャラにギターを弾かせてみます♪

先程のプロンプトの「standing」を「playing guitar」と書き換えてみました。

anthropomorphic tabby cat, chibi character, normal build, playing guitar, full body, wearing sunglasses, plain red t-shirt, jeans, white sneakers, white background, --no text --s 380 --cref https://cdn.discordapp.com/attachments/1150592578052427776/1252491769401315399/jiro_favorite_anthropomorphic_tabby_cat_chibi_character_normal__1657edd5-6630-4292-a4b5-d879df98b52e.png?ex=6672695b&is=667117db&hm=dd6a6f973a8d253ebab3f0be958dc9f2d6e3d840580fd865654730feeecccdf7& --cw 0 --sref https://cdn.discordapp.com/attachments/1150592578052427776/1252491769401315399/jiro_favorite_anthropomorphic_tabby_cat_chibi_character_normal__1657edd5-6630-4292-a4b5-d879df98b52e.png?ex=6672695b&is=667117db&hm=dd6a6f973a8d253ebab3f0be958dc9f2d6e3d840580fd865654730feeecccdf7&

 

これを通常どおり「/imagine」コマンドに入力して生成した結果が、下図です。

 

どうでしょう?

ジーンズのダメージの有無やギターの形状などの違いこそあれ、ほぼ同じキャラクターが、ちゃんとギターを弾いてくれました♪

 

さらに、上図のピンク枠の中をご注目ください。

あんなに長くて煩わしかったリンクが、短縮されているのがお分かりでしょうか?

そうなんです、短縮URLまで生成してくれるんです。

次回からは、これをコピペして利用できるので、なんとなくスッキリしますよね♪

 

④ 表情も変えてみる

それでは、ポーズに加えて表情も変更してみましょう。

短縮URLになったプロンプトをメモ帳などにコピペして、お好みの表情を意味する単語(トークン)を書き加えます。

例として、ここでは下記のように「happy smile,」と書き加えてみます。

anthropomorphic tabby cat, chibi character, happy smile, normal build, playing guitar, full body, wearing sunglasses, plain red t-shirt, jeans, white sneakers, white background, --no text --s 380 --cref https://s.mj.run/kBjvOvsMTho --cw 0 --sref https://s.mj.run/kBjvOvsMTho --niji 6

 

これを「/imagine」コマンドに入力して生成すると、下図のようになりました。

 

生成された画像を拡大すると下図のような感じ♪

 

今一つ笑顔が反映されていませんが、生成を繰り返すうちに徐々に馴染んで来ると思います。

あるいは、「a beaming smile,」や「laughing, open mouth,」のような別の表現に変えるのも効果的です。

まとめ

① お目当てのイラストを生成する

② 気に入った1枚をアップスケールする

③ 切り取られた1枚を右クリックし、「リンクをコピー」でURLをコピーしておく

④ プロンプトに、--cref URL --cw 0 --sref URL を追記して生成する

⑤ 上記にトークンを追記 or 変更などして、同一キャラの別ポーズや表情違いのイラストを生成する

 

所感としては、元画像のとおりに固定されるのではなく、最初に「--cref URL --cw 0 --sref URL」を使って生成したキャラクターに固定されるイメージです。

上記のちび猫も、元画像を参照して生成したイラストは、元画像よりソフトなテイストに変わっていますよね。

その後の生成を繰り返すと、このソフトなテイストの方で統一されていく印象が強いです。

 

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます♪

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